平成23年・夏の青春18キップ乗車記【紀勢線の旅・前編】(H23.8.13~14)

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 なぜか無性に訪ねたくなる場所が私にはあります。昔そこに住んでいたわけでも、訪ねる人もいない場所なのですが…。
 高校生時代、長期の休みになると必ずアルバイトに精を出し、そのアルバイトで得たお金で「南紀ワイド周遊券」を購入し、標準レンズ1本のみの一眼レフ(OM-1)を持ち、当時最後の活躍をしていたキハ81系DCやDF50型ディーゼル機関車を追い続けた、私の青春時代の思い出の場所がここ『南紀』です。
 5年前に乗り鉄を始めてからも2回ほど訪ねているのですが、今年もまた行きたくなり『青春18キップ』を購入して早速、車中の人となりました。

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①松本(627)→中津川(845) 822M 115系3連【N21編成】
(←中津川 クモハ115-1010+モハ114-1015+クハ115-1010 松本→)
 今回の乗り鉄のトップバッターはR東日本の115系を使用する「中津川」行きの普通列車に乗車します。そして今回の乗り鉄は「ワープなし」を目的にしていますので、ゆっくりと新宮を目指して南下をしていくことにします。
 この列車、松本駅の0番線ホームに6時10分頃に入線してきますが、今日はホームで待っている乗客が多く、さすがに『お盆』だな~と思います。
 列車はボックス席が全て埋まったくらいの乗車率で松本駅を発車します。私も進行方向右側のボックス席に座ってじっくりと乗車することにします。
 塩尻駅で多少の降車はあったものの、それ以上の人が乗ってきて車内は結構な賑やかさです。

 塩尻駅を出発するとそれまでの景色が変わり、いよいよ木曽路に入っていくんだ…という感じを受けます。そのような中、列車は淡々とそして着実な歩みで木曽路を進んでいきます。普段はこのあたりから学生達がどっと乗ってきて木曽福島までは大混雑になるのですが、さすがに今日は夏休みということで車内にほとんど学生の姿を見ることができませんでした。

 若干込み合っていた車内も木曽福島で大勢下車し、車内はだいぶ空いた状態になりました。次の上松駅では後続の特急[WVしなの2号]に道を譲るため約7分ほど停車します。普通列車に乗っていて楽しいのはこういう時間があることですね。私も車外に出て特急の通過シーンの撮影を楽しみました。

 大桑駅で下り列車のため停車したのですが対向列車が遅れていたため、こちらの電車も4分ほど遅れての発車となります。中津川駅での乗換時間が短いだけに少々不安がよぎりますが、まあ、先に[セントラルライナー]が出発しないだろうと思い、こころを冷静に保ちながら乗車を続けました。
 結局、この列車は中津川駅に3分遅れで到着をしました。

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                      PHOTO:塩尻を発車すると景色が一変します。


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                     PHOTO:上松駅では特急の通過シーンの撮影を!


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                   PHOTO:名称地「寝覚ノ床」を見ながらゆっくりと進みます。


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              PHOTO:川の水がたっぷりと増えてきたら、間もなく中津川に到着します。


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②中津川(851)→名古屋(959) 1702M [セントラルライナー2号] 313系8000番台車6連
 中津川からは313系8000番台車を使用する[セントラルライナー]に乗車します。この列車に乗車するためには「ライナー券」(JR東海では「乗車整理券」と言っていました。)が必要となるため、一度改札を出てライナー券を購入してから乗車を…と考えていたのですが、ただでも乗り継ぎ時間6分しかないのてに、3分遅れで到着ということでどうなるのか…と思っていたのですが…。なんとか改札口に出ることができたので、急ぎ券売機の列に並んだのですがなぜか[セントラルライナー2号]の乗車整理券が売っていません。駅員さんにたずねところ「発車2分前には発売が停止になりますので…」ということでした。

 仕方がないので乗車整理券は車内で購入することとして、[セントラルライナー2号]の車内へ…。私と同じく「乗車整理券」を購入できなかった人が多いようで、あちこちで「そこは私の席ですが…」と言われて席を譲るシーンが展開されていました。
 さて、どこに座ればいいものか?と考えたのですが、確か「乗車整理券」の発売は3Aからだったような記憶がありましたので1Dの席に…。
 で、私が乗車したのは2号車なのですが、2号車の1番2番は普通の転換クロスシートではなくボックスシートになっています。まあ、乗客が来れば譲ればいいかぁと思いこの場所に座って名古屋駅を目指します。

 [セントラルライナー]は快速列車ですが、実際に快速列車となるのは多治見駅から先です。ここまではなんとなくもったりとして走りをしてきた[セントラルライナー]もここからは韋駄天の走りを見せます。中津川から多治見までは結構時間がかかったという印象でしたが、多治見から名古屋までは本当にあっという間に到着をしました。

 なお、結局私の座席には誰も来ませんでしたので、最後まで1人でゆったりとボックス席に座ってくることができました。

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          PHOTO:車端部のボックスシート、シートピッチが広くてゆったりと座れます。


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               PHOTO:名鉄列車と併走が始まると名古屋駅はもうすぐです。


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③名古屋(1005)→四日市(1037) 5303M 快速 313系2連【B303編成】
(←四日市 クモハ313-3015+クハ312-3015 名古屋→)
 乗換時間わずか6分、しかも関西本線の快速列車はたったの2両ということで、当然のことですが座っていくことはできませんでした。
 JR東海さん、乗換時間とか、乗り継ぐ列車の編成数とかもう少し考えてくれませんかねぇ…。
 
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                PHOTO:関西本線の快速は近鉄特急との対決です。


◎DD51牽引貨物列車等撮影記
 四日市駅付近で撮影したDD51貨物列車等の撮影記はこちらに…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201108/article_13.html


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④四日市(1307)→多気(1350) 2909D 快速[みえ9号]
(←多気① キハ75-208+キハ75-308+キハ75-204+キハ75-304 ④四日市→)
 四日市駅からはキハ75系を使用する快速[みえ]に乗車して多気を目指します。
 今までは2連が主体の快速[みえ]だったのですが、昨年の12月から定期列車の全ての快速[みえ]が4連化されましたので、四日市駅からですと指定席ではなく自由席でも良かったようです。
 しかし、何回乗ってもこの車両は力強いですねぇ~。多少の上り勾配などお構いなしにぐいぐいと加速していくさまは、なんとも頼もしいこと!この列車で新宮までいければ、また違った楽しみもあるのでしょうね…。
 多気駅からは普通列車で新宮を目指すため、快速[みえ9号]は多気駅で下車しました。


◎多気駅付近撮影記
 多気駅では少し乗換時間がありましたので、多気駅付近で列車の撮影を。
 多気駅近くの踏切等で撮影した列車等はこちらに…http://tomodaciya221-3.at.webry.info/201108/article_14.html


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⑤多気(1521)→新宮(1858) 333C
(←新宮 キハ40-3306+キハ48-6804 多気→)
 多気駅からは今回の「乗り鉄」で一番楽しみにしていたキハ40系DCを使用する普通列車に乗車します。
 キハ40ではなくキハ11だったらどうしよう…と思っていたのですが、特急列車の撮影から多気駅に戻ってくる際にキハ40の姿を確認し、行先表示が「新宮」となっていたのでまずは安心!
 ホームに車両の姿があったので早めにホームに向かったのはいいのですが…。

 この列車は328Cの折り返しですので、到着後からずっと1番線に入っていたのですが、いつまでたっても客扱いが始まりません。乗客も灼熱の中ドアの前に長い列を作ってずっと待つこと20分。ようやく発車5分前になってようやくドア扱いが始まります。車内アナウンスで「この列車のドア扱いは発車の5分前からです。」との説明はありましたが、外は灼熱の状態なのですから、状況を間変えて早くドア扱いをすべきだと思うのですが…。

 まあ、炎天下の中、早めに並んでいましたので余裕でボックス席を確保できましたので、ここからじっくり3時間30分のキハ40の旅を楽しむことにします。

 これから乗車するキハ40系DCですが、この車両は国鉄が昭和52年から57年にかけて製造したディーゼルカーで、いわゆる「国鉄型車両」の一つでもあります。
 キハ40が両運転台、キハ48が片運転台となっています(キハ47も両運転台ですが、こちらは扉が大型化され、その扉が車端部ではなく車体中央よりに配置され、いわゆる近郊型という区別になります。)。
 オリジナルのキハ40系は「鈍重・非力」といわれていたのですが、ここJR東海のキハ40系はエンジンをカミンズ製に換装し、高速型だった変速機も交換されていますので、乗車をしてもさほど「鈍重・非力」と感じることはありません。
 伊勢運輸区に所属するキハ40のうち1両(3005号)が国鉄型気動車標準色ふうに塗りなおされていますので、「運がよければ…」と淡い期待を抱いていたのですが…こればっかりは残念でした。

 多気駅を定刻に出発つした列車は淡々と新宮を目指して進みます。多気駅を発車するときには若干込み合っていた列車も、駅に到着するごとに人が少なくなっていきます。川添駅では特急と交換しましたが、対向する特急が遅れていたためこちらも約4分ほど遅れて発車します。

 列車は有名な撮影地を通り過ぎながな荷坂峠を目指して進んでいきます。以前、キハ40に乗車して荷坂峠を上ったときには「だんだん速度が落ちていっている…。」と感じたのですが、今日は全くそのようなことはなく、気が付くと紀伊長島町の海が目の前に広がっていました(後記訂正・多気方面からは上りではなく下りになりますので、さほど速度が落ちることはありません。)。

 紀伊長島駅では乗客の多くが降りてしまい、車内もだいぶ閑散としてきました。紀伊長島を発車した直後は海岸線を走るのですが、じばらくする内陸部を走るようになります。

 尾鷲駅では4分ほど停車します。ここまでで概ね半分を乗車したことになりますが、まだまだたっぷり乗車することができるのが嬉しいですね。
 この列車、途中駅で結構停車するのですが、ワンマン列車のため乗降のためのドア扱いが1両目だけですので、やはり気軽にホームに…とは行かないのが少々残念なところです。

 熊野市駅ではいまどきの普通列車とはしては珍しく23分間停車します。この間に私は駅前のコンビ二へ行き、今夜の夕食等の買出しを行ったり、列車の撮影などをして過ごしました(新宮駅の近くにはコンビニがありませんので、ここで購入しておくと便利です。)。

 熊野市からは「ガラガラかな?」と思っていたのですが、発車時間が近づくにつれどんどん人が増えてきました。また、熊野市駅を過ぎても途中駅からどんどん人が乗ってきます。どうやら新宮市で花火大会があるようで、浴衣を着た高校生などが次から次へと乗ってます。車内はとても賑やかな状態となってきましたが、列車は夕闇が迫まる中、熊野川を渡り、長かったキハ40の旅も終了が近づいてきました。
 最初は「さすがに3時間30分は長いよなぁ~、途中で寝ちゃいそうだよ。」と思っていたのですが、ついに眠ることなく新宮駅まで乗りとおすことができました。…でも、まだ乗りたい!
 でも、この続きは明日にすることにして、ことまず今夜宿泊するホテルに向かいました。

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                       PHOTO:有名な撮影地の鉄橋を渡ります。


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                        PHOTO:こちらも有名な撮影地ですね。


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               PHOTO:大内山のカーブを抜けるといよいよ荷坂峠の上りが始まります。


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                 PHOTO:ほとんど速度が落ちることなく紀伊長島町に入ります。


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                         PHOTO:新鹿駅で特急と交換します。


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                      PHOTO:新鹿の海岸線を見ながら進みます。


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                           PHOTO:キハ48の運転台


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                       PHOTO:熊野市駅で交換した338C


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                  PHOTO:熊野川を渡るとまもなく終点の新宮駅です。

※文字数制限の関係で【後編】に続きます。

【乗車日:平成23年8月13日(土)~14日(日)】

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